Home > Blog > オーストラリア滞在記

オーストラリア滞在記

豪州滞在記:206日目~はじめてのおしごと

というわけで今日が初出勤でした。疲れた...。

午前6時
起床。前日早めに寝ようと思っていたんだけど夜中に何度も目が覚めて非常に寝付きが悪かった...緊張していたんでしょうかね。
ともあれパンと牛乳を補充して、7時頃に出発。この時間に出れば30分くらい前にオフィスに着く計算です。

午前7時
家の近くのバス停からバスに乗り込みます。一旦シティに出てからメトロバスという高速バスに乗り換えるルートです。...が、今日に限って渋滞が酷い。というのも、今週から高速道路の工事が始まっているようで、普段の半分しか車線が使えないというのが大きいです。遅々として進まないバスの中で何度も時計を確認しては肝を冷やしておりました。
なんとかギリギリで始業の5分前に到着。早く出てなかったら遅刻していた...危なかった。

午後9時
社長からは「何も用意してこなくていいからジーンズ履いてきてねー」という指示だけもらっていたので、出社直後に何をしていいかわからずに突っ立ってたら、後から来た社員の人から話しかけられました。
「キミ、新入り?」
「はい、よろしくお願いします。」
「じゃ、キミの席あそこだから。」
「えっ あの...」
という感じで、よくわからない感じでひとまず自分の席に着きます。社長も何故かまだ来てないみたいだし、とりあえずPCのセットアップでもしておくか...という感じで1時間ほどセットアップに費やしてました。

午後10時
社長のマイケルが登場。
「やぁ!今日からよろしくね。じゃ、この人の説明を聞いて契約書にサインしてね。」
なんだか非常にざっくりしています。まぁ、このくらいざっくりした雰囲気の方が個人的には気が楽ですが。
プロジェクトマネージャー(おそらく事務・人材管理を兼ねてると思われる)のラシュメイから簡単なオリエンテーションを受けます。
「じゃ、契約書の最後に住所氏名銀行口座とサインを記入して提出してください。」
おぉ、ついにコモンウェルス銀行の出番がやってきた...。入金のないまま早7ヶ月、手数料ばかりが取られて口座の中身がマイナスのところに、ようやくお金が入ってくるのか...と思うと何か感慨深いものがあります。その感覚はおかしいと思いますが。契約書の中身をざっくり確認して、記入して提出。

午後11時
SEOコンサルタント(営業も兼ねてると思われる)のレオーナから話しかけられます。
「早速だけどお願いしたいことがあるんだよね。メール転送したから一緒に確認してもらえる?」
どうやら3月にとある会場でIT系のカンファレンスがあって、そこにウチの会社もブースを出展するようです。そのブースのバックに配置するパネルをデザインしてほしいという内容でした。
当然ながらデザインの指示も英語でされるので、聞き逃さないように必死です。曖昧だと思ったところは一度復唱たり、図に書いたりして確認していました。

午後12時
その一方で、今度は隣の席のエンジニアであるモリーシオに話しかけられます。
「ここロゴがズラっと並んでると思うんだけど、これ差し替えてもらえる?」
結構な数です。作業自体は非常に地味ですが時間がかかりました。

午後1時
お昼の時間。
「お前ら昼飯食うぞー!」
というので、とりあえずみんなについていって見ると、なんかみんなお弁当を持ってきている。社内の休憩所で手持ちの弁当を食べるスタイルのようです。
しかし、自分は昼飯なぞ作って来てなかったので、
「この辺なんかメシ食うところないっすか?」
とラシュメイに聞くと
「わかんないw」
とのことだったので、とりあえず外に出て昼飯できそうなところを探してみることに。
しかし、この辺本ッ当に何もない!! ロクに飯屋もないとは。ただ近くにレッドロースターという、ケンタッキーみたいな感じのファーストフード店があったので、そこでチキンバーガーのセットを買いました。11ドル。高い...。

午後2時
今度はラシュメイから依頼が飛んできます。
「これ前のデザイナーがやってた案件なんだけど、この指示通りにデザイン修正してくれる?」
いきなり手持ちが3つになって、若干頭が追いつかなくなってきます。しかも、肝心のデザインファイルがどこを探しても見つからない! この会社引き継ぎとかやらなかったのかなぁ...と若干呆れつつ、あぁだからデザイナー急募してたんだし自分みたいなのが採用されたのか...と納得する部分もあります。
30分くらい一緒にファイルを探してましたが、なんとかラシュメイがそれらしきものを探し当ててくれて、ようやく作業スタート。時間がないから早く片付けないと。

午後5時
ようやくもらった3つのタスクが片付いたところで、またモリーシオからロゴ差し替えの依頼が。今回もまた大量にある上にわざわざ現行のWebからDLしてこなければならなかったので、「あぁこれはちょっと定時オーバーするな...まぁこんなもんか」と思いながら作業していたんですが、定時になったらモリーシオが
「じゃ、また明日」
えっ帰るの!? 他のスタッフも続々と帰っていきます。しまいにはラシュメイから「5時半になったら仕事やめて帰っていいんだからね?」と言われる始末。
日本にいた頃はケリのいいところまでやって、その上で作業報告をして終了、という感じだったので、仕事終わってないのに帰っていいみたいな雰囲気に若干圧倒されてしまいました。
Web制作会社だし多少は残業もあるんだろう、と踏んでたところですが、まさかオージーがここまで徹底して残業をせずに即帰るとは。
いや、定時に帰ることは非常にいいことだと思うので自分も見習おうと思います。一応定時直前に確認をとってからにしますが...。

そんな感じで、1日目は終了。
なんか作業的には大したことしてないのに矢継ぎ早に依頼が飛んでくるから疲れた...こちらの仕事はスピード感があるなと思うところです。まぁ、これから徐々に慣れていければいいかなと思います。自分の思っていたよりはなんとかいけそうだと思ったので、明日も頑張っていきます。

午後6時
結局1時間弱残業して、オフィスを後に。
サマータイム中とはいえ、空が青いうちに家に帰れるのって素晴らしいなぁ...。


午後7時のシティにて。

豪州滞在記:204日目~引越しインスペクション

今日は引越しに向けて2件ほどインスペクション(内覧)をしてきました

13時頃、1件目に電話をかけ、2時頃に出発。向かった先はCastle Hillというシドニー北西部の地域。今いるボンダイのあたりからバスで2時間近くかかります。
この辺りはもしかすると高級住宅街なのだろうか。豪勢な出で立ちの建物がずらりと並んでいます。最寄りのバス停から歩いて20分ほど...やはり豪勢な感じの一軒家にたどり着きました。
電話をかけると、アジア系の女性の方が玄関から出て来ました。どうやらオーナーは中国の人のようです。値段的には今のところよりも少しだけ高いですが、この豪勢な家に自分だけの部屋(オウンルーム)を持てるんだったら全然アリだな、と考えていたところ、最低滞在期間は6ヶ月だと言われてしまいました。今自分に残されてるのは5ヶ月だけ。残念ながら今回は見送りということで...。訪問する前に最初に聞いておけばよかった。

そういえば、こちらで家を探す時に最低限確認しておかなければならないことはいくつかあります。
このあたりはできればインスペクションの前に電話やSMSで聞いておきましょう。

  • 家賃(1週間単位)
  • ボンド(日本で言う敷金。家賃何週間分という計算)
  • 公共料金の扱い(電気・ガス・水道・インターネット。全て家賃に含まれてることが多いですが例外もあり)
  • 最低滞在期間(通常2~3ヶ月。長いところは6ヶ月のところも)
  • 退去通知期間(通常退去の2週間前)
  • 何人部屋か

あとは、人によりますが以下のことも確認しておきたいところです。

  • ガスコンロの数(共同生活の場合同時に使うこともあるので、4つはあるといい)
  • 冷蔵庫・引き出しのスペース
  • 洗濯機の有無(中には洗濯機の使用にお金を取る家もあります)
  • トイレの数・場所
  • インターネットアクセス(Wi-Fi)の有無(個人的にこれがないと致命的)
  • 住人の国籍(特に1部屋を何人かで分ける場合は注意)
  • シャワーしていい時間(水不足なのであまり長い間シャワーできない)

悪い物件を掴まされるとひどい目に遭うのは日本と同じ。気をつけたいものです。

閑話休題。2件目に電話をしてみて、今日訪問できないか訪ねてみたらオッケーとのこと。今度はNorth Parramattaという地域に向かいます。Castle Hillからはおよそ南に10キロほどの場所です。
最寄りのバス停から15分ほど歩くと、今度は集合住宅が見えて来ました。この中の一角のようです。再度電話をしてみたら、オーナーは現在家にいないので、インターホンを押して入ってくれとのことでしたが、そのタイミングで中からオーナーの家族の人が出て来ました。
やはり中国系の家庭の模様。しかし、この国の中国人は本当に裕福な人たちばっかりだ...いや、裕福だからオーストラリアに移住してくるのか...。
こちらは最低滞在期間3ヶ月、家賃も1件目よりも安く条件は自分にピッタリ。何故かベッドや机がありませんが、それはこれから調達してくるとのこと。なによりオーナーの家族のお父さんとおばあさんの人柄が非常に良くて親切だったので、「ここに引越しさせてほしい」と頼んで来ました。
来週の土曜日に家賃2週間分とボンド3週間分を払い+キャリーケースを持ち込みに行きます。いい物件が見つかってよかったです。

「ボンダイからバスでここまで来たの?じゃおばあちゃんをParramattaに送るついでに近くのバス停まで車で送ってあげるよ」と言われたので、ご好意に甘えることに。
おばあちゃんの方は話によると友だちに東大の教授がいるそうで、さらに家族で日本にも観光旅行することが結構多いみたいです。だから日本人の自分に優しくしてくれるのだろうか。
バス停まで送ってもらった後、バスに乗って1時間半程度でこちらにもどってきました。

ここに来てまた自分のいい方向に動き出してきた気がします。部屋探しは特に男の場合は難航することも多い(女性限定という物件がかなり多い)のですが、今日1日で片付けられたのはラッキーでした。
来週~再来週から、シドニー7ヶ月目にして全く新しい生活が始まることになります。楽しみです。

豪州滞在記:201日目~転機は突然

ついにオーストラリア生活も200日を突破。就職活動という暗闇を何ヶ月もさまよい続けていた中で突然ですが、仕事が見つかりました。

インターンの手続きをしている最中も、何かないかなーと求人を探して応募してはいたのですが、ある求人に応募したら、速攻で「いつ面接来れる?」というレスが来まして、「いつでも大丈夫ですよ」と返したら、「じゃ、明日の9時半からで」という感じで、いきなり面接することになりました。

場所はBaulkham Hillsという、シドニーのシティからはバスで45分とかなり離れているところ。自分の家からは1時間半くらいかかります...。この日のために用意したスーツを着て、いざ面接に臨んできました。

聞かれたことといえば、「どこに住んでるの?」「今は何してるの?」「ビザは何持ってるの?」などの自分のパーソナリティに関することと、ポートフォリオを見せて「Fireworksのスライスでページ作れる?」「デザインガイドラインに沿ってコーディングできる?」「レスポンシブデザインってできる?」などのテクニカルなこと数点。質問が簡単だったということもあるので難なく答えることができましたが、面接の最後に「じゃ、明日には合否の連絡しますので」という感じで30分経たない程度で終了。あっけなかった...。
この周辺にはガチでなんにもなかったので、即帰りました。

そして、明日と言わずその日の午後に電話がかかってきて、「月曜日から来てほしいんだけど大丈夫?」という電話をいただいて、現在に至ります。本当に転機は突然やってきました...。ホイホイいきすぎて逆に怖いくらいですが、数ヶ月間ずっと仕事探ししてた中でついに努力が結実して安心しました。
3ヶ月間、契約社員という形で働くことになります。その後は仕事ぶりによってはビジネスビザのチャンスもあるとのことでしたが、果たしてどうだろうか...。いずれにせよ頑張ります。

しかし、ここからだとあまりにも通勤があんまりなので、流石に近い場所に引っ越したいところではあります。自分の好きなシドニーのシティから大分離れてしまうのは口惜しいものがありますが...。Gumtreeなどのクラシファイドサイトで探しているんですがこの辺なかなか物件の数自体がない感じで、大丈夫かなぁ...。仕事が始まって給料が貰えれば資金的にも余裕が出そうなので、ちょっとお高いところでもまぁいいやという感じではありますが。

豪州滞在記:196日目~初のランゲージスワップ+オフ会

スイマセン、先週の金曜日の日記になります。
最近引きこもってばかりで英語力が落ちている感じがするので、ランゲージスワップを募集してみることにしました。
ランゲージスワップとは大体名前どおりの意味で、お互いの言語や文化に興味のある同士が実際に会って、カフェやバーなどに行って親交を深めながら言語や文化の勉強をするというものです。
例えば自分の場合は日本人なので、「日本語や日本の文化に興味のある人募集」という広告を打つと、それに対して日本語を勉強したい英語話者から返信が返ってくるというような感じです。

で、金曜日に実際にランゲージスワップのパートナーと軽くオフしてきました。
名前はヴィンセント。出身はベトナムなのですが、幼い頃にオーストラリアに移住したそうで、彼の話す英語はまさにオージーイングリッシュそのものです。非常にフレンドリーでお喋り好きで、最初会った時はあまりに早口で話すので何を言っているかさっぱりわかりませんでした。ただ、彼の言うところには「これがオージーの普通のスピードだよ。あんまりゆっくり話すと向こうがイライラしちゃうからね。」とのこと。自分はまだまだ全然英語ができません。
軽くコーヒーを飲んだあと、シティのあたりを案内してくれました。既に6ヶ月も滞在しているので大体あらかた行けるところは行ったと思っていたのですが、やっぱり意外と知らない場所というのもあるもので。「シティにはチャイナタウンがあるけど、もっと西の方に行けば韓国人や日本人のコミュニティもあるんだよ」と教えてくれたりしました。日本人ってコミュニティ作るほど滞在しているんだろうか...?
彼は非常に日本について興味津々で、「日本の女子高生はどんなモノを可愛いと思うのかな?」とか「日本の美徳は親切と謙虚だって聞くけど実際のところどうなんだ?」とか、割と突っ込んだ質問をズバズバしてきて、自分の英語力ではかなり返答に窮してしまうことが多かったです。が、彼も自分のペースに合わせてくれるので色々と助かりました。

その後、「実はこの後別のオフ会があるんだ。一緒に行ってみない?」ということだったので、せっかくなので一緒に行ってみました。場所は変わってシドニーのウェストフィールドショッピングセンターのフードコート。一緒にディナーをするオフ会のようです。
オーストラリアでは割とこういうオフ会(ソーシャライズとかミートアップとか言うらしい)が浸透しているようです。例え知らない者同士であったとしても、フツーにオフに参加することができたりします。今回のオフ会も、20人以上が集まっていましたが、初めての人もちらほらといたようです。
参加メンツの出身国も、オーストラリア、ロシア、中国、韓国、台湾、そして日本など様々です。ただみんなそんなことも関係なしに仕事や食べ物、テレビの話などで盛り上がっていました。
後で話をした韓国の人が言うには、「自分も前まで実は結構シャイだったんだけど、こういう場所に参加するにつれ慣れてきたっていうのはあるね。オーストラリアではシャイであることはチャンスを失うことだよ。もっと自分をプッシュしていかないとね。」とのこと。自分も今後は色んなオフに参加して、色々と交流の幅を広げていきたいものです。

豪州滞在記:191日目~首都キャンベラへ日帰り旅行

久しぶりの観光日記です。
日曜日は日帰りツアーでキャンベラまで行ってきたので、レポします。

オーストラリアの首都は最大都市シドニーではなく、このキャンベラ。地理的にはニューサウスウェールズ州に囲まれていますが、地方行政区分的には首都特別地域として独立した行政単位を持っています。

キャンベラの人口はおよそ30万。460万のシドニーと比べたら10%に満たない規模の街です。設立されたのは1913年のことで、歴史の浅いオーストラリアの中でも特に新しい都市です。


大きな地図で見る

位置的には上のマップの通り。シドニーからはおよそ300km南西に位置しています。シドニーとメルボルンの中間となるように作られた街ですが、メルボルンからはおよそ北東660kmに位置していて、道路のルート的にもシドニーからの方がずっとアクセスがしやすいです。


さて、前提知識はこの程度で、7時半頃シティの所定の場所に集合。今日はシティは生憎小雨でしたが、キャンベラは昼から晴れるとの予報だったので、特に傘の用意はしてきませんでした。8時頃バスに乗って出発。高速でおよそ3時間の長旅です。


10時半頃、道半ばのサービスエリアで休憩。ガソリンスタンドとマクドナルドだけの小さめのサービスエリアでしたが、とりあえずマックカフェでホットチョコレートを購入しました。4ドル。


11時頃、こちらはキャンベラ付近のジョージ湖という湖。現在水が完全に干上がっていて、牛も放牧されていました。この湖に水が張ることはあるんでしょうか。
そういえば、この辺りにはカンガルーが出没するようで、2体ほど高速道路の脇に置かれているカンガルーの死体を目撃しました。車ではねてしまった場合、オスのカンガルーの場合は道路脇に置いておくことになっているそうです。メスの場合は、体内に子供がいる可能性があるので、専門の医者を呼ぶそうです。なので、道脇にカンガルーの死体があることは特に問題はないようなのですが、とはいえやっぱりかわいそうではありますねぇ...。


そして11時半頃キャンベラに到着。市街を通りすぎて、中心近くに位置するナショナルキャピタルエキシビジョンという資料館にやって来た...のですが、なんと改装中。キャンベラのミニチュアや様々な資料が見れるというので楽しみにしてたんですが、出鼻をくじかれてがっかり。
仕方ないので、この時間はフリータイムということで、近くの湖で写真を撮ったり、街を眺めたりしていました。


大きい湖に非常に余裕のあるスペースの使い方。かなり余裕のある都市計画がされていたようで、ここに来るまでの道も、それほど人通りが多いわけでもなく片道4車線あり、しかもさらに拡張できるスペースも設けられていました。シドニーのように超高層ビルが林立しているわけではないですが、建物と自然がうまく調和した非常に整った街だというのが最初の印象です。


湖のほとりには遊歩道があります。散歩する人、ジョギングする人、子どもと遊ぶ家族などの姿がありました。湖の上にはカヌーをしている人たちも。


およそ20分程度過ごした後、今度はオーストラリア国立博物館にやってきました。特徴的な形の建物です。


博物館の中央にはオーストラリアの大陸をモチーフにした広場がありました。


入館料は無料。ただし、入館時には、自分の手持ちの荷物を預けることになっています。荷物預かり所も無料。お財布にやさしいです。
入り口に入ってすぐのスペースには、古い自動車の展示がありました。


機関車?


トラクター?


黄色い車。
ほかにもミニチュアの列車の模型などの展示がありました。


さて、そこから少し奥に進むと、ここからメインの展示が始まります。こちらはオーストラリアの生態・地理についての展示です。


カンガルーの剥製が。大きさはちょうど1m程度でしょうか。


こちらはカモノハシの剥製。前にダーリングハーバーの水族館で生きている姿は見たことがありますが、剥製だと細かいところまで観察できます。


こちらは、イギリス人の入植の際に持ち込まれた在来種が、どのくらいのスピードで大陸全体に拡散していったかを示す展示です。大陸の下のメッセージボードに外来種の名前と、拡散した年が表示されています。
外来種の持ち込みは、一部では食料の安定供給などの利益をもたらしましたが、生態系の破壊など、トータルで考えればやはり害が多かったようです。


巨大風車。このあたりは各都市の紹介とテクノロジー面での展示がありました。


ここからはアボリジナルの人たちについての展示。彼らの伝統的な生活様式を模した人形です。
日本人は「アボリジニ」と呼ぶ人が多いと思いますが、「アボリジニ」には差別的な響きが含まれているそうで、今は「アボリジナル」または「現地の人々(Indigenous people)」と呼ばれます。


アボリジナルアートの紹介です。こちらはカモノハシのテキスタイルでしょうか。もしかするとワニかもしれない。


布や服、絵などの様々なアボリジナルアートの数々。緻密な装飾が美しい模様を描き出します。


アボリジナルの人たちを題材にした映像展示。現在も伝統的な暮らしを守っているグループもあれば、都市の生活に定着した人たち、またはそれに馴染めずにいるグループもあります。先住民に対する政策はオーストラリアでは非常に重要なものの一つで、生活補助の支給や学校進学時の試験で有利な条件を設けるなど、アボリジナルの人たちがうまく現代社会と調和できるような様々な試みがあります。


木彫りの彫刻。マナティか何かでしょうか。


アボリジナルの音楽隊の衣装。派手な髪飾りが特徴です。

他にも、絶滅したオーストラリア固有の生物などの展示もあり、オーストラリア入植・建国のいわば「負の面」に焦点を当てた展示が多い印象を受けました。かつて入植者の行ったことが、やはり今振り返ると間違いが多かったということの反省と、それを多くの人に知ってもらい、その上でどうしていくかを考えていこうという国の思いが、この国立博物館の展示に現れているような気がしました。


さて、1時半頃に博物館を出発し、今度はキャンベラ中央部の政治の中枢に向かいます。
ひとつの区域に、イギリス、シンガポール、中国、タイ、フランス、アメリカ、イスラエル、韓国、インドなどの大使館が集中していました。こちらは日本大使館。


まぁ、見た目的にはそんな大したこともないし(と言うのもアレですが)、しかも日曜日だったので当然閉館していましたが。


こちらは、旧国会議事堂付近から新国会議事堂を臨んだ写真。新議事堂の特徴的な塔がよく目立ちます。


こちらはその旧国会議事堂の裏側。現在は政治家についての博物館になっている模様です。残念ながら今回は足を踏み入れませんでしたが。


さて、オーストラリアの新国会議事堂に到着しました。新ということで建物はまだ新しく、モダンなデザインで非常に綺麗です。外国人でも無料で入場できますが、その際に空港のような金属探知機による持ち物検査を受けることになります。


こちらはエントランス。左右に上階へ登る階段があります。その奥は大ホールになっています。


こちらがその大ホール。キャンベラにあるオーストラリアの最高学府であるところの、オーストラリア国立大学の入学式・卒業式は、この国会議事堂の大ホールで行われるそうです。やはりエリートなのですね...。


上階には、政治家や政治の体制についての資料の展示があります。
こちらは各州出身の議員のプロフィール。


こちらは「女性の力」という展示。上下両院における女性議員の一覧です。こうして見ると、両院において半数近くを占めていることがわかります。
前にも書きましたが、オーストラリアの首相ジュリア・ギラードも女性です。オーストラリアでは女性が政治を動かしているということがよくわかりますし、それについて国として誇りを持っているということもわかります。日本では女性議員の比率はどれくらいでしょうか...。


さて、今度は上院の中に入ってみました。全体の内装を赤で固められています。当然議場に誰もいないのでとても静かでしたが、会期中はここで活発な討論が行われるのでしょうか。


上院の政治における役割についての説明です。いくつかありましたが、どれも写真に臨場感があって印象的でした。


上階には、ほかにも有名政治家などの肖像画が展示されていました。
上は政治家ではないですが、元首であるところのイギリス女王エリザベス2世の肖像画。
写真のある現在でも、ちゃんとこうして絵として残してあるところに、何かイギリス譲りのプライドみたいなものを感じます。


こちらは下院。上院とは違い、蒼い内装で固められています。こちらの方が落ち着いて議論ができそうな気がしますね。議場の上部左右には、オーストラリアの国旗が。


国会の屋上にも登ることができました。旧議事堂方向に向かって一望。
この写真からも、キャンベラが非常に綺麗に設計された都市であることがわかりますね。

シティに帰ってきたのは夜の8時頃。
各方面から「キャンベラ行っても何もないしやることもないよ」と聞いていたので、特に大きな期待もしてなかったのですが、行ってみてすごくよかったです。シドニー・メルボルンから距離が離れているのが問題ですが、ぜひ一度は行ってみることをお勧めします。

Page Top