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オーストラリア滞在記

豪州滞在記:346日目~金と鐘

パースも3日目ですね。
今日はパース造幣局と、もういちどベルタワーに行って来ました。ちょっと箸休め的な日ですね。
というのも今日はちょっと起きるのが遅かったからというのがあるんですが...。
パース造幣局の方が写真撮影禁止だったこともあり、今日は写真の数は少なめです。

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午前11時頃、パース造幣局に到着。
オーストラリア最初の造幣局で、もともとは西オーストラリアで豊富に算出される金を目当てに、イギリスが本国の造幣局の支店として開設したものです。
チケットを購入。10ドル。「11時半からツアーが始まりますから、それまで中のアウトレット店でもご覧になっててくださいな」とのことだったので、時間までお店の中をウロウロしてました。
金のネックレス、金の指輪、金の時計...どれをとっても金ばかりです。中にはオパールや真珠などの宝石類のアクセサリも売られていました。やはりどれも凄まじい値段。私のような貧乏バックパッカーには手も出ません。

さて、11時半になったところでツアー開始です。まずはじめに外に出て、この造幣局の成り立ちについて説明されました。が、長くて覚えてません。
その次に、この西オーストラリアで撮れた最大級の金塊について説明。インパシでも通ったカルグーリーで発見されたもので、その当時で数十億ドルもの価値があったと言います。ゴールドラッシュ時にはカルグーリーに大勢の労働者が一攫千金目当てに訪れたそうですが、採掘のためのツルハシや工具、食料、水などすべてを自前で調達してかついで、わざわざパースから数百キロ内陸のカルグーリーまでやってくる苦労もあり、また採掘の作業は過酷を極め、死者・行方不明者は数知れずだったといいます。

さて、ここからは造幣局の中に入ります。その後通されたのはひとつの大きな部屋。なんと実際の金の鋳造を実演してくれます。溶鉱炉で千数百℃まで熱されてドロドロになった金を扱うので、鋳造作業はかなりの危険が伴い、したがって装備もかなりの重装備になります。アルミニウムでできたエプロンやシールド付きヘルメット、同じくアルミニウム製の長手袋など、防護を完全にした状態で金を取り出し、型に流し込みます。液体の金は冷えるのが早いので急いでもう一つの型でフタをして、すぐに開けるともう金の延べ棒の形になります。これを水槽のなかにしばらくつけて、実際の金の延べ棒が完成。見事なものでした。

で、そこから先は自由行動。世界各国から集められた金の延べ棒の展示(三菱や田中貴金属のものもありました)や、自分の体重を量って金に換算したらいくらになるのかを計算してくれる体重計(自分は200万ドルくらいでした)、さまざまなコインやシドニーオリンピック時の各種メダルの展示、重さ1トンの超巨大コインの展示など、どこもかしこも金だらけで、庶民の私にはその場に居るだけで息がつまるようでした。
いつか自分もあの金の延べ棒をこの手にしてみたい。

昼食はサンドイッチを作ってきたので、適当に路上で食べながら次にどこへ行こうか思案していたら、鞄の中にベルタワーの割引クーポンが入っていたことを思い出したので、再度ベルタワーを訪れてみました。

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前は外から眺めただけでしたが、今度は中に入ってみます。全面ガラス張りの美しい屋内に、大きな時計が置いてありました。
で、受付にクーポンを提示して入場料を割引してもらいます。14-5で9ドル。展望台くらいしか見るところないかなーと思っていたのですが、「1階(日本で言う2階)でベル鳴らしのインストラクションやってるんで参加してね」とのことだったので、そちらに向かうことに。

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1階のホールでは、既に何人か集まっている中で、ベル鳴らし歴18年のベテラン先生が、ベルの鳴らし方のインストラクションをしていました。この写真のどこにベルがあるかという話なのですが、天井からいくつもぶら下がっているロープ。これをぐっと引っ張ると、天井裏のベルが揺れて鐘がなる、という仕組みなのです。
よくわからないままインストラクションに参加することになって、先生がスパルタ気質だったのでちょっと緊張してました。
それぞれの鐘はどんなに軽くても300kg程度、一番重いものだと1.4トンもあるので、ロープを引っ張るのにもかなりの力が必要です。ロープを引っ張った反動でロープが戻るときに身体が上に持っていかれそうにもなったりして。
最後には参加者全員で一斉に鐘を鳴らしてハーモニーになるようにしました。

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およそ20分程度のインストラクションで、このサーティフィケート(修了証書みたいなものだろうか)をいただきました。ベルタワーの入場料14ドルってボッタクリ価格かと思っていたのですが、こんなインストラクションが受けれて、実際に鐘を鳴らせるんだったら、全然いい価格だと思います。

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その後は最上階まで登っていくつか写真を撮ってきました。
普通にエレベーターもあったのですが、螺旋階段を登るのが楽しかったのであえてそちらで。
それにしても、本当にこのベルタワーは美しい。パースのシンボルと言われるのも納得。こんなものがあるパース市民がうらやましすぎる。

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最上階から市街を臨む。
タワー自体の高さはそれほどではありません。階段でも登れるほどなので。

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最上階からスワン川方面を臨む。
青い空、青い川、青いガラス、何もかも美しい。

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こちらが実際に自分たちが鳴らした鐘です。
下からロープで引っ張ると、ぐいんぐいんとスイングして鐘が鳴るっていう寸法です。自分が見ている間にも次のインストラクションが始まっていたようで、鐘がスイングしているのが見えました。

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写真だとイマイチ寸法がわかりにくいですが、直径1m高さ1mくらいあるんじゃないでしょうか。大きな鐘です。これらが全部この細いタワーにぶら下がって鳴っているんですねぇ。

そんなわけで、今日は若干ゆとりのあるスケジュールで観光しました。
明日は晴れればロットネスト島というところに行ってみたいと思います。楽しみだー。

 

豪州滞在記:345日目~フリーマントルは19世紀風のおしゃれな街

パース2日目です。
今日はフリーマントルという街に行って来ました。

フリーマントルはパース中心街から南西に約19kmほど離れた港町です。
普通パース大都市圏に含まれていますが、この町の成り立ちはパースとは異なり、19世紀にキャプテンフリーマントルという人の植民地宣言から始まったそうです。
ということもあってか、フリーマントルはパースとはまた違った個性をもったステキな街でした。以下レポです。

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パースからフリーマントルへは、パース中央駅から電車を使って行くのが手っ取り早いです。
写真はパース中央駅。これが思った以上にホームが小さい。しかもやってきた電車もたったの2両編成。パースの人たちはそんなに電車を使わないんでしょうか。

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パースは始発駅で、フリーマントル駅は終点駅ですが、路線自体が短いので、ものの20分足らずで到着します。
写真はフリーマントル駅。なんだかパースの街並みとは全然違う雰囲気ですね。

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こちらはフリーマントルのタウンホール。19世紀当時の囚人の手によって建てられたそうです。綺麗な建物ですね。
ほかにもこの街には19世紀当時の建物が非常によく残されており、ひょっとしたらメルボルンやアデレードよりも英国風な街並みかもしれません。

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こちらはフリーマントルの市街。今日は日曜日ということもあって朝方は人の数はまばらでしたが、10時頃を過ぎると徐々にカフェやお店などに人の姿が見えるようになり、お昼近くになるとかなり賑やかな様子になりました。

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こちらはフリーマントルマーケット。この街の名物で、金・土・日の週末だけやっている市場です。早速足を運んでみました。

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中は服屋、八百屋、果物屋、パン屋、レストランやおみやげ屋など、さまざまなお店が立ち並んでいます。10時前に行ったので、市場が開いてからさほど時間は経っていないにもかかわらず、すでに結構な数の人でにぎわっていました。

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こちらはジュース屋さん。スモールサイズで5ドルと値は張りますが、見ての通り、右側の機械で新鮮な果物のジュースをしぼりたてで出してくれます。

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こちらはステッカー?屋さん。こういうのは見てるだけでもおもしろいです。

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こちらは一風変わったものとして、ネームアートと言って、自分の名前で何かその場でアート作品を作ってくれるそうです。

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パン屋さん。焼きたてのパンの匂いにつられてやってきました。

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こちらはそのパン屋さんで朝ごはんがてらに買ったチキンベジパイ。鶏肉とグリーンピースが中にはいったパイです。これで4ドル。おいしいしコストパフォーマンスもバッチリ。

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このあたりはカプチーノ通りと言って、たくさんのカフェが並んでいます。ここでカプチーノを飲みながら一息つくのも一興です。

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通りで見かけた古本屋さん。どのお店も雰囲気がとてもいいです。

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さて、ちょっと西に足を向けて、海の方にやってきました。
フリーマントルは港町なので、見ての通り物凄い数の船がびっしりと停泊しています。

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遥か彼方まで続くインド洋。
東のシドニーで太平洋を見たので、西のパースでインド洋を見てみたいとずっと思ってたのです。感慨深いものがあります。

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海沿いに北の方に足を運ぶと、Eシェッドマーケットという市場がありました。ここは港の倉庫をスペースに使っている市場で、やはり金・土・日の週末にのみ開かれています。
こちらの方はフリーマントルマーケットと比べたらやや盛り上がりに欠けるかな?

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しかし、フリーマントルマーケットとは違ってフードコートがあります。
せっかくなのでカフェでホットチョコレートを頼んでみました。4ドル。マシュマロが2個ついてきます。

ほかにも、このあたりには港の倉庫を使ってショップや博物館をやっているところが数多くあります。

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Eシェッドマーケットを出たら、雨が降り出してきた...。最初のうちはさほど大した雨ではなかったのですが、徐々に雨脚が強く、強風も出てきたので、逃げこむようにしてこちらにやってきました。西オーストラリア海事博物館です。

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その名の通り、漁業や海軍関係など、海に関することをなんでも展示している博物館です。
このような模型が数多く展示されており、男のロマン的な何かをくすぐられます。

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こちらはエンジンか何かでしょうか...(説明を見ろ)。
ボタンを押すと、実際にジャコジャコ動いていました。

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実物大の船。これ以外にもかなりたくさんの実物大の船が館内に展示されており、そのためもあってか館内は非常に広いです。

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こちらも実物大の船。大きすぎて収まりきりません。

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こちらも実物大。人が乗っていますが、これらは模型です。

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これは館の2階から撮ったものなのですが、高い天井がわかるでしょうか。

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モリ。今でこそ反捕鯨国ですが、実は割と最近までオーストラリアも商業捕鯨をやっていました。このモリが捕鯨に使われたかどうかは定かではありませんが...。

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古いスタイルの船です。やっぱり人は模型。

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船以外にも、海の生物などについての展示もやっていました。写真は真珠の作成のプロセスについて。西オーストラリア北部のブルームという町では、かつて多くの日本人が真珠の養殖を行なっていたそうです。それも大戦前の話なので、大分昔という話になりますが...。
これ以外にも、アザラシやウミガメ、変わったところで言うとメガマウスという巨大なサメの一種の展示もありました。

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話はそれますが、こちらはフリーマントルのCentral Area Transit(CAT)。パースのCATは銀色の車体に黒いペイントでネコが描かれていましたが、フリーマントルのCATは赤いボディなので非常によく目立ちます。その上バスのフロントもなんだかネコの顔みたいに見えてかわいいですね。パース中心街のCATもこのデザインにすればいいのに。

しかし、この日は雨が降ったり止んだりを繰り返して非常に安定しない天気でした。久しぶりにオーストラリアの気分屋な天気を味わった気がします。

結局今日は15時くらいで切り上げて、フリーマントルのColesスーパーマーケットで適当に食材を買って帰りました。なんかパースは土日はスーパーマーケットも含めてすべての店舗が17時に閉まるんですが、何か17時以降は店をやってはいけないみたいな州法でもあるのでしょうか。

以上です。明日も雨になるみたいだし、明日は近場でショッピングする程度にしておこうかな。

豪州滞在記:344日目~インパシでの出会い、そして西の果てパースに到着

こんにちは。カギです。
ついにパースまでやってきました! 東の端っこのシドニーから西の端っこのパースまで陸路でたどり着くのが自分の夢だったのです。ここで自分の旅の第一部が終わったと言えるでしょう。しかし、旅行記はまだまだ続きます。

ともあれ、まずはアデレードから乗り込んだインディアン・パシフィック・レールウェイの話をしましょう。

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6月20日、木曜日の18時頃、搭乗開始を告げるアナウンスがあったので、搭乗開始します。
インディアン・パシフィック・レールウェイ(以下インパシと略)にはゴールドカンガルーとレッドカンガルーという2種類の座席があって、前者が全席寝台のファーストクラス、後者が座席車のエコノミークラスといった感じです。
しっかし、この電車長い...。行けども行けども、自分が席を取ったレッドカンガルーの車両が見つかりません。長い時には全車両合わせた全長が1kmを超えるというから凄まじいものです。

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5、600メートルくらい歩いたところでやっと自分の車両を発見。
中はこんな感じになっていて、新幹線と同じくらいの広さだと思います。
内装が赤いですが、もしかするとゴールドカンガルーは内装が金色だったりするのだろうか...。

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前後の座席の間隔は結構広くて、これくらい足を伸ばすことができる上、背もたれもかなり傾くので、実は割と快適だったりします。

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シャワールームはこんな感じ...といっても狭すぎてこれだけ取るのが限界でしたが。
特に何の変哲もないシャワーです。水が広がらないから身体を洗いにくい...。

予定から大分押して、7時過ぎに発車。なんといっても外が真っ暗なのでいきなり暇です。が、それはみんなも同じ事。やることが無いのでみんな近くにいる人たち同士で話しかけ始めました。自分もまずは隣に座っていたロシア出身のアレックスと友だちになりました。色々と重い過去を背負いつつ、今は自分と同じくラウンドトリップの資金を稼ぐために、パースで短期間の仕事をやるそうです。他にも、向かいの席のアメリカ人のおばあちゃんや、前の席の中国人の女の子2人、斜め前のパースから来て戻ってくる親子連れなど、色んな人と話をして仲良くなりました。みんなすごくフレンドリー! これがオーストラリアの成せる業なのか。
この同じ旅仲間とのふれあいこそが、高い金を払ってまでインパシで旅をする醍醐味なんだなぁと、つくづく思ったのでした。

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さて、1日目は特に何事もなくさっさと寝ましたが、2日目、6月21日の早朝です。
サウスオーストラリアも大分西まで進んだところですが、地平線から登ってくる朝日がとっても綺麗でした。

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日の出を見た後は、とりあえず朝ごはんを食べようと思い、食堂車に向かいます。
ちなみに、この食堂車には3つだけコンセントの穴があって、そこは電池がなくなった携帯を充電するために熾烈な競争の場になってました。

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こちらは売店。食べ物のほか、ソフトドリンク、ビール、ワイン、スナックなど、いろんなものを売ってます。
値段はやはり少々高め。

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こちらはグレート・オーストラリアン・ブレックファスト。朝ごはんメニューはコレとコレから肉を抜いたベジタリアンブレックファストしかなかったので、肉ありの物を頼みました。13ドル。パン、ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、ベークドトマト(トマトを焼いたもの)、フライドポテト(?)。これがオージーの一般的な朝食なのだろうか。牛乳が欲しくなる。

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外を見ても、一面の荒野。ナラボー平原です。
と言っても、写真のように茶色い大地しか見えないようなところや、低木が鬱蒼と生い茂る起伏のある地形もあったりで、個人的には外をぼーっと眺めてるだけでも結構楽しめました。やっぱりオーストラリアの広さを実感できるのがいいですね。

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11時頃、中継地点であるクック駅に停車。30分だけ下車して、そのへんをぶらついてもいいことになります。
ただ、この駅はあくまで電車の点検やクルーの休憩のためだけにあるようなものなので、本当に何もないです。

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少し駅を離れてみると、そこには一面に広がる荒野。無限の大地が眼前に広がります。
こんな光景、日本でお目にかかれないので、まさに「あぁ、今自分はオーストラリアにいるんだなぁ」ということを実感します。
もう少し時間があれば、見える範囲の地の向こうまで行って、360°何もない風景というものを見てみたかったんですが(危険すぎるか)。

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インパシ最前車両の勇姿。自分はアデレードから乗りましたが、本来の始発はシドニーなので、もう3日も走っていることになります。クルーの人たちがしきりに車体を点検していました。

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電車に乗り込んで、ふたたび荒野を駆け始めます。このあとの午後はぼーっと外を眺めたり、ガイドブックを読んだり、昼寝をしたりして過ごしました。しばらくして午後2時頃には、「西オーストラリア州に入りました」というアナウンスが。ついにここまできたか、とワクワクしてきました。
午後4時半ごろにはもう綺麗な夕陽が見れる時間になってました。前の朝日の写真と違いがわかりにくい。

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先に夕飯から戻ってきたアレックスに聞いたら、「チキンカレー食ったけど美味かったよ」とのことだったので、自分もそれを頼むことにしました。14ドル。量はそれほど多くないですが、マイルドな口当たりで、チキンもたっぷりで確かに美味しかったです。

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午後8時頃、西オーストラリア州内陸の町カルグーリーに到着。ここでは2時間の時間が与えられたので、下車します。外は7℃。寒い。
かつてはゴールドラッシュの恩恵を受け、様々な国籍の人たちで賑わう大きな街だったらしいですが、今はその影もなく、まるでゴーストタウンのような雰囲気。少し歩くと、ちょっと大きい通りがあって、そこは割と人の通りもあった(と言っても4・5人見たくらいだけど)のですが、お店も閉まっていたので、早々に電車に帰って来ました。

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そして3日目、6月22日の朝です。外を見ると、前日のような荒野ではなく、一面に緑が広がって、当たり前ですが、今までとは別のところにやってきたんだなと気付かされます。しかし、窓がきたない。

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午前10時頃、ついにパースに到着! 長かった! けど楽しかった!
同じ電車で時間を過ごした旅仲間たちも、ここから各々の目的地へと向かっていきます。
ほとんど同じ時間を過ごしたアレックスは別れ際に「世界は狭い。またいつか会う時が必ずくるだろう。その時まで、またな」と言ってくれました。自分はむしろ逆に世界の広さ、そしてそこでの出会いの素晴らしさというのを思い知りました。この旅は忘れられないものになるだろう、きっと。

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さて、ここからは単独行動です。まずは予約していた宿に荷物を預け、徒歩でパース駅に向かいます。
(ちなみに、インパシの終点はイーストパース駅です。)
パース駅のキオスクで、スマートライダーというカードを購入。これもいわゆるPASMOのようなもので、こちらは電車、バス、フェリーに利用可能。シドニーもとっとと電子カード式にすりゃいいのに。

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そしてパースの街散策が始まります。

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今日は気持ちのいい晴天で、歩いてて暑いくらいでした。

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噂には聞いてみましたが、本当に凄く綺麗な街です。英国風のメルボルンやアデレードとは違って、パースはガラス張りの現代風の建物や高層ビルが林立し、広い公園や空の青さとも相まって、非常に若々しく爽やかな印象を受けます。

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こちらはパース駅から南に10分くらい歩いた先にある、スワン川のほとりのザ・ベルタワー。
この全面ガラス張りの尖塔にはその名の通り鐘が入っていて、綺麗な音色を響かせてくれるのですが、もともとはどこかの教会にあったものが、西オーストラリア州100周年を記念して、教会から州政府に寄贈され、それでこの塔が作られたんだそうです。

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塔の下部。流線型の壁が美しい。

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塔の上部。青く透き通るガラスが美しい。必見です。

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パースの街並み。パースは人口180万ほどの街です。
この街を歩いていて何か懐かしい気持ちになったと思ったら、なんとなく雰囲気がボンダイジャンクションに似ているんだと気が付きました。なんだかあの時に帰ってきたみたいで、ちょっとノスタルジック。
とはいえ、当然ボンダイジャンクションよりは相当規模の大きい街ですが。

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パース随一のショッピングセンター、フォレストチェイス。こちらもガラス張りの建物が美しいですね。
まぁ、今日は入ってないんですが。明日か明後日行ってきます。たぶん。

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街の足となる、無料バス「Central Area Transit」、略して「CAT」です。本当にネコの絵が車体に描いてあってかわいらしい。
レッド・イエロー・ブルーの3匹のネコがいて、それぞれ走るルートが違います。これらを使い分ければ、パース市内はだいたいどこにでも行けるとのこと。

今日のレポはこんなところです。
パースには6日くらい滞在しますが、メルボルンとアデレードが大急ぎで観光をする形になってしまったので、ここパースでは1日くらい何もしない日を作ってもいいくらい、のんびり過ごそうと思います。積もった旅の疲れもあるしね。

それはさておき、今後ワーホリや観光などでオーストラリアを旅行する人には、(たとえ飛行機よりも高かったとしても)ぜひ長距離列車に乗っていただきたいです。暇つぶしがないと超絶つまらないですが、ここでしか味わえない出会いは必ずあります。違う目的を持った者たちが同じ場所に集まって同じ時を過ごし、またそれぞれの目的に向かって分かれていく、何にも替えがたい体験がそこにはあります。

豪州滞在記:342日目〜さようならメルボルン、こんにちは、そしてさようならアデレード

こんにちは。現在南オーストラリア州アデレードのパークランズ駅にいます。
さて、昨日メルボルンを離れ今朝アデレードに着いたわけですが、そこまでのいきさつを書きましょう。
まずはメルボルンのレポです。

まずはホテルのチェックアウトからです。8時に起きて、荷物の支度をして9時にチェックアウト。荷物が重いのでサザンクロス駅までトラムで行き、荷物をロッカーに預けてから再びトラムで元の場所に戻ります。

まず最初はホテルのすぐ隣にある旧メルボルン監獄から。留置所はごく最近まで使われていたそうですが、今はすべて博物館となっています。
チケットを買ったら、「ちょうど留置所のツアーが始まるところなので、ぜひ参加してください」とのことだったので、まずはそちらへ。
時間になったら留置所の扉が開いて看守の人が現れた...と思ったら、いきなり入れと怒鳴られて何事かと思いました。挙動不審になりながら中に入ると、なにやらカードを渡されます。そこには自分のとは違う名前と罪状が。つまり、自分たちはこのツアー中囚人となることを要求されるわけです。
参加者の点呼とひと通りの説明のあと、「返事はYes,Noの後にSirをつけろ。わかったな!」と言われたので「Yes, sir!」と返しました。どこの軍曹だ。


留置所の中に入ります。中は長い廊下が一本といくつもの小部屋、そして狭い運動場があるのみ。空気が冷たく重苦しい雰囲気で、明らかに外のメルボルンとは違います。
写真は運動場。運動と言っても縄跳びやエクササイズなどスペースをとらないものしか許されなかったようです。


看取のガイドは常に命令口調。こわい。
写真は留置部屋。運動の1時間を除く、23時間をこの狭い部屋の中で過ごします。電気が消されると、窓も閉ざされているので完全に真っ暗。常人なら発狂してしまいそう。


囚人の模型。鎖に繋がれ、いかにも苦しそうな表情をしています。


こちらは囚人に着せられた拘束具など。全員白いマスクを被され、他の囚人たちとは一切の会話を許されなかったとか。恐ろしい...。


こちらは冤罪によって刑死したコリン・ロスについての記述。死後公式に名誉回復と謝罪がなされましたが、冤罪はやはり怖いものです。公正なジャッジをどこの国の裁判にも求めたいものです。


独房のミニチュア模型。手紙は3ヶ月に一度、家族とごく限られた友人にのみ書くことが許されました。当然内容は検閲されます。


オーストラリアで最も悪名高きギャング、ネッド・ケリーのデスマスク。デスマスクは処刑後に首を切断してその顔を型どって作られるものです。


監獄廊下。重苦しい空気が伝わるでしょうか。


絞首刑がどのように行われるかを説明する模型。後ろ手に縛られ、抵抗は許されません。

日本のものも含め、監獄に入ったのはこれが初めてだったので、今までにない緊張感を味わいました。同時に、受刑者の処遇や犯罪対策、裁判のあり方など、いろいろなことを考えさせられました。この場所はメルボルンでもとくにオススメしたい場所です。


その後は、オーストラリアでも特に有名な市場であるクイーンヴィクトリアマーケットに行ってみました。トラムに乗って北の方へ...しかし、なんと訪れた水曜日は定休日なのでした。下調べしておけば...
通常、新鮮な野菜や果物が激安の価格で売られているそうです。


お次は南に下ってヤラ川の向こうのヴィクトリア国立博物館に行きました。フェデレーションスクエアの美術館は国内のアーティスト中心でしたが、こちらは世界各地のアーティストの美術品を集めたものになっています。


なんと日本のブースもあり、広重や北斎など日本の有名なアーティストたちの作品もありました。


ほかにはヨーロッパの彫像や絵画など。中世の宗教色が強い美術品に紛れてこのキャベツの陶器があったのには笑いましたが。


壁全面に大量の絵画が飾られています。圧巻。


現代アートの展示もありました。
思ったより広く時間を食ってしまったので、急いで次の目的地に。


次はメルボルンで一番高い建物、スカイデック88に登りました。日本の東京タワーとかシドニーのシドニータワーに類するものなのかな。


300メートルの高さまで1分あまりで一気に登ります。展望台に出たらそこにはメルボルンの大パノラマが。


ヤラ川を中心に撮った写真。


こんな感じで足場がせり出してるところもあります。


メルボルンの黄昏。
これで短いメルボルン旅行が終わると思うと寂しくなりました。もっといろんなところ巡りたかった。またいつか戻ってくるからな。

そしてご飯を食べた後、7時過ぎにサザンクロスに到着。預けた荷物をピックアップし、アデレード行きのバスに乗り込みます。8時過ぎにメルボルン出発。およそ10時間の旅、ここからは時差が発生します。


アデレード編です。午前6時過ぎバスターミナル到着。公共交通機関の勝手がわからないので情報収集を試みたのですが、イマイチわからなかったのでとりあえずアデレード駅に徒歩で向かうことに。写真は朝のアデレード駅。


アデレードではICカードのほか、このような紙のチケットも使えます。しかも電車、バス、トラムすべて共通。
写真は1日乗り放題チケットですが、たったの9ドル。一瞬で元が取れます。
さて、次の目的地パースに向かうための電車であるインディアンパシフィックレールウェイの発着駅であるパークランズ駅に荷物をあずけようと、アデレード駅の改札をくぐったはいいのですが、なんとパークランズ駅に向かう線自体が改装中とのこと。仕方ないので駅のおじさんに聞いたら、地図までくれてバスやトラムを使った道を教えてくれました。ありがとうおじさん。


なんやかんやで、バスでパークランズにたどり着いたはいいものの、今度は朝早くて駅が開いてねぇ。とりあえず9時まで30分ほど待ちました。その後、先に荷物を預けられるかどうか聞いたら、オッケーとのことだったので、バックパックをあずけて市街に繰り出します。写真はパークランズ駅内のインディアンパシフィックの像。


アデレードは人口100万ほどの都市で、400万程度のシドニーよりも大分コンパクトな街です。超高層ビルも多くなく、英国風の建物が多い感じ。


都市は数キロ四方の範囲内に、碁盤のようにデザインされ、その周りを公演が取り囲む独特のデザインです。


トラムも走っています。メルボルンのそれと比べると本数は少ないですが、車体は新しいものが多く快適です。


なんとアデレードには日本庭園があります。姉妹都市の姫路市がデザインを監修したオーストラリアの中の日本庭園です。


池や、


ししおどし、


枯山水など、再現度が高くてびっくりしました。茶でも飲みたかったですが、公園内に茶店はありません。


ちょうど学生たちが見学中でした。彼らがオーストラリアを瀬尾って、日本と手を取り合えるようになったらいいなぁと思います。


その後は、シティ北東のエアーズハウス博物館へ。かつての南オーストラリア州知事の家で、エアーズロックのエアーズはここからとられているそうです。1時間ほどの観光ツアーで、非常に美しい内装や家具などが印象的だったのですが、写真撮影禁止だったので外観だけ。残念。

そして!再びパークランズ駅に戻ってきました。チェックインを済ませ、あとは搭乗を待つのみです。これから2泊3日の地獄の列車の旅が始まります。ワクワクしてきたぞ。
次の日記の更新は2日後になるかな?お楽しみに。

豪州滞在記:340日目~メルボルンの博物館めぐりの日

メルボルン3日目です!
今日はなんだか博物館日和でした。


9時頃、ホテルを出発しまずはフェデレーションスクエアへ。
再度動画のアップを試みたんですがやはりあまりにサイズが大きすぎるせいか全然アップできないのでやむなく断念しました。日本帰ったら上げよう。
写真はフェデスクのカフェでブランチとして食べたフォカッチャ。これとカプチーノと合わせて16ドルは痛すぎる出費...考えなおしたほうが良かった。味も大したことなかったし。


さて、突然ですがこれはマイキーといって、メルボルンの駅やコンビニなど色々なところで買える、日本で言うところのPASMOみたいなものです。発行料に6ドル、最低クレジットに7ドルの合わせて13ドルかかる...とディスプレイにはあった気がするんですが、実際には13ドル分使えています。
これ1枚だけで電車・トラム・バスなど、メルボルンのほとんどの交通機関を利用できるのでとても便利。
公共交通機関ごとにカードが違い、しかも紙製の使い捨てカードのシドニーよりも進んでいる印象ですね。


さて、トラムに乗って(無料トラムだけど)やってきたのはフリンダースストリート駅の2ブロックほど西にある移民博物館。大人1枚10ドル。なかなかリーズナブルなお値段です。


移民の歴史はすなわちオーストラリアの歴史。イギリスからの最初の移民から、アイルランド・ドイツなどの初期の移民、中国系の台頭、移民規制法と白豪主義、アボリジナルの迫害、そして戦後の多文化主義へと移り変わっていきます。


こちらは1800年代の移民が乗ってきた船を再現したジオラマのようなもの...でしょうか。樽や穀物袋、木箱など、今じゃファンタジーRPGでしか見られないようなものが再現されています。


移民と一緒にやってきた動物たちについての展示もありました。びっくりしたのは、食料を探す目的でゴキブリが意図的に持ち込まれてきたこと。普段私たちの生活では害虫の頂点に君臨するような虫ですが、そんな使い方もあったんですね。
写真はネズミ。持ち込まれた理由:僕らは自分たちで決めた場所へ行く。と、窓の下の方に書かれてあります。シルバ◯アファミリーみたいだ。


パスポート・プリーズ。
これまでオーストラリアに移住してきた人たちの国籍のパスポートが壁にずらりと貼られてあります。
もう全世界のほぼすべての国といっていいのではないでしょうかこの数は。

他にも、オーストラリアの方言の独自性についての解説や、ある移民個人にフォーカスを当てた展示などもありました。日本人の移民の方の展示もありました。
移民国家であること、そして多民族・多文化主義であることを誇りに思う、オーストラリアらしい博物館だと思います。そういえば、学校の課題か何かだとは思いますが、学生の集団が展示をみてはしきりにメモをとって勉強していました。その面々も白人・黒人・黄色人種さまざま。彼らにはこのまま仲良く手を取り合って成長していってほしいものです。


さて、今度は北の方に移動してみましょう。
というわけで今回やっと有料トラムの方に挑戦してみました。といっても乗車は簡単で、乗車時と降車時にそれぞれ1回、この写真の端末にマイキーカードをかざすだけ。運賃は自動で換算され、引き落とされます。
しかし、このやり方お手軽ではあるんだけど、混雑時とかキセルが横行するんじゃないだろうか...その辺どう取り締まっているのか(あるいは取り締まっていないのか)、気になります。


トラムの終点まで行ったら、メルボルン大学前に着いてしまいました。
用事があるわけではないので、ちょっと中を覗いてみてから帰ろう、と思ったのですが、この大学滅茶苦茶広くて中で迷子になってしまいました...。とりあえず外周ぐるっとまわってみれば出口に辿り着けるだろうと思ったら、30分くらい歩きまわる羽目に...。思わぬ所でタイムロスです。
しかし、やはりキャンパスはイギリス風の上品なイメージの建物が多く、ぐるりと回っているだけでもそれなりに楽しめました。


で、移動中に見つけたちょっと変わった建物。いくつものブロックが組み合わさってできているように見えます。これが黒川紀章氏...でしたっけ?の提唱したメタボリズム...の一種なんでしょうか?


変わった建物その2。
なんだか、メルボルンはシドニーに比べて変わったデザインの建物が多い気がします。
同じオーストラリアの都市でも、やはり州が独自に発展してきたこともあり、それぞれが個性的です。


メルボルン大学から西に進むと、カールトン庭園、そしてその中の王立展示館にたどり着きました。
この庭園・展示館は2004年に世界文化遺産登録されていて、展示館の入り口にも堂々たる垂れ幕が飾り付けられていました。
それにしても、実に壮大でかつ緻密に作りこまれた、なんと美しいデザインの建物なのだろうか。
写真ではその凄さが伝わらないですが、実際に目にしてみるとものすごく圧倒されます。


今度は別角度から。中心の特徴的な形の塔が象徴的ですね。


そして、こちらはその展示館のすぐ背後にあるメルボルン博物館です。
こちらは打って変わって全面ガラス張りの現代的なデザインの建物。対比が面白いですね。

今回は特設展として、アフガニスタンの秘宝展をやっていました。大人24ドル。
シルクロードを通じて、西洋と東洋の交差点となった古代のアフガニスタンの、青銅器時代、グレコ・バクトリア時代、遊牧民族時代の3つの時代の貴重な文化財を展示していました。
黄金やトルコ石がふんだんに使われた、2000年以上経っているにもかかわらず新品のように美しい、しかも古代であるとは考えられないほどの緻密な細工の装飾品などに、思わず息を飲みました。


1時間強ほどかけてアフガニスタン展を見た後は、今度は常設展を見て来ました。特設展のチケットがあれば、そのまま常設展にも入れるという仕組みは日本の美術館と変わらないですね。
で、この時点ですでに4時を過ぎていて、閉館が5時だったので大急ぎで見て回らなくてはならない羽目に。メルボルン大のタイムロスが響いたか...。
写真は鯨の骨。巨大すぎて1枚に収まりきりません。


1階(G階と呼びます)には、恐竜の骨や写真のような貴重な鉱物の標本、地球誕生から未来までの地球の模型などの、地質学的な展示が数多くありました。
巨大なアメジストの標本もあったりして、これいくらくらいの値打ちになるんだろう、と考えた自分は身分の卑しい人です。

2階には、人体の不思議展と動物展がありました。
人体の方はおそらく本物の標本がずらりと並んでいたのですが、ちょっと気持ち悪くて早足で見て来ました。写真も載せられないだろうと思って撮ってきていません。


一方、動物展の方はこんな感じで様々な動物たちの剥製(人形?)がずらりと並べられていました。オーストラリアでは馴染み深い動物から、まさに絶滅の危機に瀕した動物までさまざまです。


ニュージーランドの国鳥キーウィ。体長3~40センチくらいあるように見えます。思ったよりもでかいんですね。


オーストラリアのシンボル、カンガルー。こちらも直立した身長で1.5メートル程度はあるでしょうか。まだ本物のカンガルーは死体でしか見たことがないので、いつかちゃんとしたのを見ないと。


それと、メルボルン展なんてのもありました。移民開始から現在までの、文明や文化を表した展示です。列車や汽船のモデルや100年ほど前のメルボルンの映像など、興味深い資料ばかりです。
写真はオーストラリアの国章。脇のカンガルーとエミューまで含めて国章です。ユーモラスですよね。
実際の国章はWikipediaのオーストラリアの記事なんかを見て確認してください。


こちらは移民開始時代のころでしょうか?の古い家のジオラマ?です。実物大で、中に入れます。


こちらが中に入ったところ。家具や内装、部屋の数やベッドの数など、その当時の生活の様子がわかるようです。

もっとじっくり見たかったんですが、5時になってしまったのであえなく退散。


外に出たら夕陽がとても綺麗でした。夕焼けに燃えるメルボルンの街。とても印象的な景色です。

このあとは適当にぶらついたあと、適当にご飯を食べてフェデスクで写真をアップした後帰りました。

さて、明日なんですが、もうメルボルンを離れてしまいます。
うわーんもっと長くいたいよー全然日にちが足りないよー...しかし、すべての足代を払ってしまっている以上予定を変更するわけにはいかないのです。明日の日中は最後のメルボルン観光をして、その後は夜行バスに乗って新天地のアデレードに向かいます。

あれ?アデレードには一泊もせずにそのままインディアンパシフィックに乗っちゃうから...もしかして、明日からしばらく日記を更新する環境がない?
もし電車内でネットが使えるようだったらそこから頑張ってメルボルン最終日とアデレードの日記を書くかもしれませんが、できなかった場合はパースに着いてからこの一連の日記を書くことになります。
というわけで、もしかしたら次まで若干間が空いてしまうかもしれませんが、引き続きお楽しみに!

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